海から生まれた人材育成

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成長の段階

昔学校で習ったことですが、マズローが人間の欲求を5段階(①生理的②安全③社会的④尊厳・承認⑤自己実現)で自己実現への段階を、アルダファが安定した現代社会に適合する様マズローの概念を踏襲し生み出したERG理論(①生存②関係③成長)で成長欲求の変化を説きました。

ダイビングでは「自覚のレベルの広がり」として次の様な5つの志向として人の成長やモチベーションの段階を分類しています。それは人が知識や技能を習得するのに伴い、自覚が広がっていくという教育理念に基づいたステップです。

自覚のレベル

  1. ダイビングで始まる自覚の広がり

    ダイビングで始まる自覚の広がり

    自分志向 一(いち)参加者という位置付けで、自分の成長への関心が強く意識が自分自身に集中している。他の人や周囲が見えない。

  2. 課題志向 基本をマスターし異なった環境や新しいこと、より高次へ意識が向き、当初価値を感じなかったものに価値を感じだす。
  3. 他人志向 他の人を手助けすることに意識が向き、問題の要因に気付きやすくなり、不測の事態への対処能力が向上する。
  4. 自己実現志向 経験と知識、技能で、各自の得意分野を定め、抜きん出ることに挑戦するようになり誇りにも思えるようになる。[1]ダイビングにおける分類の4段階目「自己実現」はとマズローの5段階目「自己実現」は異質のものです。
  5. リーダーシップ志向 ロールモデル、リーダーとなる準備ができ、他のサポートや、自分が得たスキルや知識を他へ伝えるようになる。[2]リーダーシップレベル=自己超越(マズローの自己超越: 人口の2%ほどで、子供でこの段階に達することは不可能。)ではないです。また、ダイビングの資格制度での意識の変化はマズローの段階説の様に不可逆的ではありません。

リーダーシップ志向では自身が試験で評価されることを経て、深層の目標に「合格」が設定され、自分志向や課題志向に逆行してしまう場面に遭遇することが少なくないです。

ターニングポイント

そんな指導者養成講座を開催していると、逆行せず、次の課題にまい進できる候補生には共通した特徴を見出すことができます。

リーダーシップ志向での課題として「情緒的な指導」・・・「姿勢を育てる指導方法」「意欲を育てる指導方法」「活字ではリストされていない目標の設定」等があります。…これらについてはいつかまたの機会に…

一般に行われるスキューバダイビングは、レジャー的イメージが強いですが、ココモではダイビングの教育的側面に特化した様々な人財育成プログラムを用意しています。

ダイビングをする、しないに関わらず参加いただけ、楽しみながらその過程で自己分析を系統立て、自己開発を行うことができます。

縮図としてのダイビング教育課程

昼下がりのダイビングライセンスコース

参考にダイビング業界の規模は、ダイバーは日本では人口の約1%の150万人程、世界では1,700万人以上。少ないようでそれなりの規模をもった魅力的な活動です。

自分で何かを決められる人は全体のわずか5%、残りの95%は他人のやり方をまねする人たちだと言われています。[3]キャベット・ドバート、ロバート・B・チャルディーニ

あなたも人口比1%程の感覚の持ち主が行う小ぶりな世界観で、周囲の人々とはひと味違う「あなただけの閃き、視点」を見つけてみませんか?!

注釈   [ + ]

1. ダイビングにおける分類の4段階目「自己実現」はとマズローの5段階目「自己実現」は異質のものです。
2. リーダーシップレベル=自己超越(マズローの自己超越: 人口の2%ほどで、子供でこの段階に達することは不可能。)ではないです。また、ダイビングの資格制度での意識の変化はマズローの段階説の様に不可逆的ではありません。
3. キャベット・ドバート、ロバート・B・チャルディーニ




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