こんにちは!ココモの唐土です。
本日2回目の水中写真コース
前回ホワイトバランスについて書きましたが設定など少々作業が必要です。
今回はその続編として・・・
ホワイトバランスほどではないですが、そこそこ色が合うカラーフィルターの使用についてです。
色補正フィルター
ホワイトバランスをマニュアルで合わせての撮影は色合いが本当によく合うのですが、水中環境によってバランスが合わない時があります。光の射しこみ具合や海中全体の色合い、(おそらく)浮遊物によってもです。
また、動画撮影の際は深さが変わると色も変わるのですがマニュアルの場合は固定されているので浅いと赤く、深いと青くすぐに変化してしまいます。
そんな時に便利なのが色補正フィルターです。百聞は一見に如かず・・・右の写真です。
マニュアルで合わせた程は合いませんが、合わないよりはそれなりの写真が撮れます。写真から次の点でその効果がお分かりになられるでしょう。
- マスクやカメラ、ストラップの赤味
- カベの色合い
- 手や顔の肌色
- 色と色の境目(メリハリ、コントラスト)
写真だけでなく、ビデオ撮影についても少し触れましたが、ホワイトバランスをオートにしたままフィルターで合わせて撮影すると、深さによって変わる色合いに、カメラがある程度補正しなおしてくれます。[1]カメラの機種によっては思うように合わないことも・・・
パソコンでの補正でも!

フィルター効果
デジフォトの良い点に後でパソコン編集で色合いを合わすのが容易であるということもあります。
ところが、水中や周囲の色合いが強すぎる影響を受けた(色の合っていない)写真を好みの色に合わせるのは困難です。
後でパソコンを使うにしろ、ある程度は近い色で撮影しておくのにもこのフィルターは役立ちます。
使い方は・・・
ハウジングに元々切ってあるネジに、ねじ込んで取り付けます。カメラに一体となるくらいコンパクトで、また、簡易にあてがうだけも色の補正ができます。サイズが合わない時は1,000円程でサイズを合わすスペーサーが販売されてます。
使用時の注意点
潜降前からフィルターを付けている場合は・・・
ハウジングのレンズ部とフィルターの間に空気の層ができ、場合によっては写真に空気や水が映りこんでしまうことがあります。潜降後、一度外して気泡を取り除き、付けなおしてから撮影しましょう。
取り付け時の注意点
アルミのフレームでできたフィルターをアルミのポートに取り付けます。回す際に力が入ると外れなくなってしまうことがあります。
以前、実際に、ペンチでねじって外したことがありますが、当然使えなくなります。予防策としては、まず強くねじ込まないということと、事前にシリコン等のオイルを塗っておくというのがあります。ただ、レンズ部分にオイルが付かないように気を付けましょう。

まずは基本姿勢

被写体の勝利!(^^)!

美味しそうなスイーツセット、ダンゴ、柏餅、抹茶

変な色の・・・

フィルター効果

簡易版、青抜き、黒抜きにチャレンジ

ワイドコンバージョンで半水面

簡易・黒抜き

簡易・黒抜き

簡易・疑似青抜き

簡易・黒抜き
注釈
1. | ↑ | カメラの機種によっては思うように合わないことも・・・ |