学科ではこんな質問を…
本日は、ダイビングライセンス取得コースの学科とプール実習を開催しました。
教室ではこんな質問をしてみます。
- ダイビング…上級者と潜ると安心ですか?
Yesの回答が多いです。
同様に聞いてみます
- マラソン…上級者と走ると安心ですか?
- サイクリング…
- スキンダイビング…
- 水泳・遠泳…
- ラフティング…
- サーフィン…
Noの回答が多いです…”(-“”-)”
違和感ないですか?
人々は、「私が間違いなど犯さないだろう」と誤った認識を持っている。
これは特に強調しておきたいのだが、私は隣の住人と同じぐらい間違いを犯す。
しかし、私が自分で優れてると思うところは、それを認めていることだ。
それが私の成功の秘密だ。
私は、人間の認識は、生まれながらに過ちを犯すものだと確信している。
(ジョージ・ソロス / George Soros)
水中での物理的なものの見え方と、認識によるものの見え方
見慣れないものは物理現象通り3割ほど大きく見え、バディやよく知ったものは大きく見えてるのにそう感じません。色もです。
学科や実習を通して、ナビや浮力コントロールなどでは上達のための正しい知識と技術を効率よく身につけたり、緊急時に判断を間違う可能性を低くしたりできる思考を身につけましょう。
自然科学は人間の知性において最も輝かしい成果と言えるが、その確固たる基礎になっているのは「自分がやっているのは間違いではないか」との可能性を考えることである。(ジョージ・ソロス)
ライセンス講座で習う事柄が基本
- どこの業界でも、都市伝説?ガセネタ?が存在しますがこの業界もです。例えばよく聞くのが「唾で曇り止めをするとマスクにカビがはえる」…これはメンテナスの問題です。そもそも鼻水くらいでてるでしょう。
- レギやスノーケルはカビだらけ?お箸や笛や、リコーダー…いまだかつてカビが生えたことありません。
- 希釈洗剤での曇り止めの方が危険です。
現実は人間の考え方に反映され、人間は現実に影響を与える決断を下す。
しかし、人間の決断は現実そのものではなく現実に対する解釈に基づくものだけに、現実と人間の認識との間には乖離が生じるが、広がりすぎた乖離はいずれ歩みよる。
市場は常にある方向に偏っており、市場のその時の状況は将来の展開に影響を与え、誤った認識はいずれ市場に再帰現象を引き起こす。
(ジョージ・ソロス)
現場に身を置いて感じるのは、乖離が拡大した人は去り、歩み寄れた人は残る…結果的に全体として歩み寄ることにはなるとしても、去った人は損切りしたに過ぎない。
上級者と潜ると安心?
上級者と走ると安心?
…安全で楽しい潜水は知識や技術をダイバー自身が身につけてはじめて実現します。
現実のダイビング業界は依存的な解釈にシフトしています。
この後、業界はどう展開していくか…?
いずれにせよ、業界の状態と、あなた個人の安全や楽しみとはほぼほぼ別物であると認識しておきましょう。