マルチレベルダイビング(学科・ビデオ)他

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海底40mへ潜るというのはダイバーにとって、それほど特殊なことではないです。むしろ好きな方は散歩感覚で訪れるところです。ただ、水深40mともなると(感じませんが)水圧がかなりのもので滞在できる時間は短いです。皆さんどれくらいだと思われますか?

9分です。どこからどこまでが9分かというと、潜降開始から浮上開始までの時間です。40mへ辿り着くのに7分かかるダイバーは海底での滞在時間は2分ということになります。実際には7分かかるダイバーは余裕を持って浮上を開始する方がよく…ということは1分程居られれば…といったところでしょうか。

では、折角レベルアップ(アドベンチャー講座ディープ講座中性浮力講座等)して40mのダイビングを楽しめるようになったのに”たった9分”でダイビングが終わるの?という質問が出てきそうです。

答えは”No”です。ダイビングのプランニング方法にマルチレベルという方法があり、深いところでの滞在時間は短いですが段階的に浅く移動することで潜っていられる時間を延長することができます。例えば40mで9分居た場合、次の深度によりそれぞれの滞在が可能です。

  • 16mでは…38分
  • 18mでは…25分
  • 20mでは…20分
  • 22mでは…15分

数字としてはふむふむ…と思えますが、各深度差たった2mで滞在できる時間が随分異なりますね。

ココモのマルチレベルSPでは、これらの情報を基に、上記の2段階や、3段階で海底地形に合わせて各スポットのマップでプランニングし、実際にコース取りを行ってみます。単にテクニックでのダイビングではなく、合計30~40分前後[2]でそのスポットを周遊する海底小旅行の様で、ログ付け[3]ではダイビング中のイメージが鮮明になりとっても楽しいです。

あ、本日はマルチレベルSPの学科でした(*’▽’)

  • [1] 各データはPADI RDPでの計算上のものです。
  • [2] 一般的には水面へ戻る前に水深5mあたりで3分間過ごすことで圧力の変化に体を慣らし、マルチレベルでは潜水時間の10%(40分のダイビングでは4分)の間慣らす安全停止ということを行います。
  • [3] ログ=ダイビングごとの日記の様な記録。ダイバーにとっての経歴書やダイバー同士のコミュニケーションツールとしての機能もあります。
マルチとその他

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