ダイビングライセンス講座

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 スキューバダイビングの資格を取得するための学科講習で習う重要な項目のひとつに、潜水計画の立て方があります。どの様なコースを周るか、入水と退水の方法、エアーの管理、どの様なスタイルで行うか等も計画に含まれますが、狭い意味での計画にダイビングを行う時間を決定することがあります。

水中に限らず何ごとも時間的な計画を立てるのは当たり前だろうと思われるかも知れませんが、ダイビング活動における時間の計画は、効率や行程、役割分担などの為に決定されるタイムテーブルとは異なり、ダイバーの受ける圧力、つまり深さによる生理的・物理的な理由で決定されます。

各深度における決められた時間の理由(マルチレベルコースでM値、コンパートメント等詳細に習います)はさておき、例えばPADIのRDP(計画表)では次のようになっています。(抜粋)

  • 水深18m 56分
  • 水深20m 45分
  • 水深22m 37分
  • 水深25m 29分
  • 水深30m 20分
  • 水深40m 9分

一定時間内に2回、3回と反復したり深さを途中で変える様々な組み合わせの潜水計画を立てる方法があります。また、腕時計タイプのダイビングコンピュータを使った単純な計画の立て方や、パソコンを使った緻密な計画の立て方等もあります。

時々海で、ダイビングコンピュータが潜水中に圧力を測定して表示する「理論的な可能時間」を確認しながら潜ることがコンピュータダイビング(計画されたダイビング)だと思われてるダイバーに出会うことがあります。驚きです…タマに同様な指導者(?)に出会うことも有りますが、初心者が習うことすら理解していないことにぶったまげてしまいます…いや、言葉悪く失礼しました…

とにかく皆さん、計画の立て方をしっかり身に付け、安全なのは勿論陸上の旅行と同様に「計画を立てることで楽しいダイビングが実現すること」を是非体験してみて下さい。行き当たりばったりが楽しいんだと言う方…全く潜水計画の意義を理解していません。計画の上のダイビングでも、元々海中は行き当たりばったり的な毎回異なる素敵な大自然の世界が広がってるじゃないですか。

長々書きましたが、潜水計画はとてもシンプルで数十秒~1分もあればで可能です。プランを立てないという多くの方は、実際は計画方法が分かっておられません。つまり、数百ダイブ潜ってようが、初心者が最初にならうオープンウォーターレベルの最も基本的な能力が欠如しているダイバーだということを自覚することが必要でしょう。

まずはセッティング

まずはセッティング

潜水計画の立て方

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